イケオジになれない40親父のつぶやき

40バツ一親父の徒然なるつぶやきです

吉田沙保里選手、引退発表

こんにちは。たかはしまことです。

ついにというべきか、”霊長類最強女子”の異名をほしいままにしたレスリング女子55キロ級金メダリスト、吉田沙保里選手が引退を発表されました。永い間、女子レスリング界はもとより、日本スポーツ全体を盛り上げてきた象徴のような方です。本当にお疲れさまでした。まだ36歳とのことですが、レスリングを始めたのは3歳。90年代末にはすでに頭角を現し、2002年ジャパンクイーンズカップで前年世界王者、山本聖子選手を破って優勝、その後の連勝街道が始まります。そう、山本聖子選手といえば、現役メジャーリーガー、ダルビッシュ有選手の奥様です。聖子選手のお姉さんは、最近総合格闘家としても活躍されている山本美優選手。弟さんは、昨年9月に急逝された”神の子”山本KID徳郁選手です。お父さんの郁榮さんも元オリンピック選手。僕の記憶では、吉田選手が聖子選手を打ち負かした当時は”山本ブランド”がとっても大きく、まぐれで勝っちゃったんじゃないの!?といった感覚が強かったです。もちろん、その後のご活躍を見ればまぐれなんてとんでもないことでした(笑)

CMやバラエティにも積極的に露出されつつ試合に出れば勝つという、ちょっと信じられない実績を残されてきました。芯がしっかりしているというか、ご自身のなすべきことを見失わず、一方でスポーツ振興という大義名分もしっかりとこなされてきた姿勢には頭が下がります。吉田選手のことを悪くいう人もいないですもんね。これはスゴいことだと思います。個人的にお会いしたことはもちろんないですが、画面を通しても垣間見える人柄の良さのなせる業なんでしょう。

成し遂げられたことが偉大すぎるのでなかなかピンときませんが、どんな時もひとつひとつのことを地に足つけて継続されてこられた、そのことこそが吉田選手の最大の強みなんだと思います。少しでも見習いたいと思います。