イケオジになれない40親父のつぶやき

40バツ一親父の徒然なるつぶやきです

マイクロソフト検索エンジンBing、中国で利用できず

こんにちは。たかはしまことです。

米IT大手マイクロソフトは23日、同社の検索エンジン「Bing」が中国で利用できなくなったと発表しました。同社傘下のインターネット電話「Skype」も2017年11月にApp StoreGoogle Playの中国国内アプリ販売サイトから削除されています。

中国共産党の体質は今に始まったことではなく、さほど驚くようなニュースではないとはいえ、トホホな印象は受けてしまいます。習近平国家主席は2016年以降、インターネット規制を強化、中国共産党は反政府的なコンテンツ削除を目指しているとのこと。安部総理大臣の訪中時も、握手の際にも目も合わせない、ニコリともしない、とわかりやすい”敵意”をむき出しにするなど、世界の大国を預かるリーダーとしてはいささか子供じみた印象を持っていましたけど、中国は全体的にそんな感じなのかもしれないですね。古くは1989年6月の天安門事件が有名ですが、民主化の動きにはとても過敏で、徹底的な排除を続けることで国の統治をはかってきたわけです。

一方で、一国二制度とも言われる地域毎の著しい経済発展等、実利を取れれば整合性は気にしないといわんばかりの姿勢は、僕なんかにすればとてもたくましいものに感じます。近年、仕事の関係で中国を訪問する機会がたびたびあるのですが、香港経由のキャリアで調達したSIMカードなら、グレートファイヤーウォールと呼ばれる通信規制にかからずにネット接続できるなど、絶妙に抜け道があるのが中国らしいです(笑) おそらく、当局も気づいている上で許容範囲を超えない範囲で泳がせているのかな、と思います。だから、ある日突然にダメになる、なんてことも平気で起きるわけです。

このあたり、賛否両論はあるものの、この、いい意味でも悪い意味でも強烈な朝令暮改さかげんが、一夜にして物事を進める原動力になっているんだろうと思います。中国のキャッシュレス化は有名ですが、このグレートファイヤーウォールのおかげでいろんなプラットフォームが強制的に共通化されています。チャット&SNSアプリのWeChatなんて、本当に全員使ってますからね。こういう、大衆をひとつの方向に強制的に向かわせる術は、本当に巧みです。じゃなきゃ、万里の長城とかは建造できなかったと思います。。