イケオジになれない40親父のつぶやき

40バツ一親父の徒然なるつぶやきです

職員のうそで講演会中止、横浜市

こんにちは。たかはしまことです。

いやはや、またまた珍ニュースです。横浜市南区は23日、昨年10月に開催予定だったパラリンピック出場選手の講演会を、担当の女性職員(20代)が会場の予約を忘れ、中止にしていたと発表しました。担当職員は中止理由を隠蔽するため「講師が体調不良になった」と上司に虚偽報告していたようですが、事業者の代理弁護士が区に問い合わせ、真相が発覚しました。

この女性職員さん、焦ったんでしょうね。。

お気持ち、わからないことはないんですけど、事後対処があまりに幼稚というか、イケてなさすぎでした。上司も上司な気がしますし、本当に担当職員の単独判断だったのかは怪しい気もしますけどね。

こういうニュースというか、出来事を耳にした際、みなさんはどのように考えますか?僕はいつも「自分が当事者だったら何ができたのかな、どうしたかな」と考えるようにしています。だって、評論家みたいに正論をぶってみてもつまらないですし、それじゃ自分のコヤシにならないですからね。

今回のケースでは、いったいいつ頃、どうやって会場予約を失念していたことに気づいたんでしょうか。開催予定日は昨年10月末だったそうです。区役所の公的イベントでもありますし、1ヶ月前なら十分リカバリできたと仮定すると、相当直前にわかったのではないかと推察します。そもそも、なぜ直前まで気づかなかったのか。自分の実務経験に照らし合わせると、おそらくとっても多忙で、他の案件もテンコ盛りだったのではないかなぁ、と。いわゆる、いっぱいいっぱいの状況です。で、なにかのキッカケ、例えば講演のお願いと予定日は事前に講演予定者へお伝えしていたでしょうから、直前まで詳細連絡がなかった先方が不思議に思い、問い合わせがあって気づいた、なんてのが現実的な気がします。さて、電話を受けた僕(担当職員)は「はっ!」と青ざめるわけです。その時、どう行動するか。僕ならどうしたかなぁ。たぶん、即座に上司、先輩、頼りになりそうな人を捕まえて相談、というか泣きついたと思います。その前に、ダメ元で会場の空き確認ぐらいはするかもしれません。で、日時を変更するのか、代替会場を押さえにかかるのか、はたまた講演会自体を見直すのか、至急対策を協議するって流れかな、と。

なので、理由・背景はもっと複雑なんだろうと思いますけど、この女性職員の方は、うまくまわりの方へ泣きつけなかった、自分のミスなので自分独りでなんとかリカバリしようと頑張りすぎてしまった、どうしようもなくなって、つきたくないウソをついてしまった。そんなところではなかったのかなと想像します。

「なんでウソなんかついたんだ」「区の職員教育はどうなっているんだ」

そんなステレオタイプの非難が聞こえてきそうなニュースでしたけど、本当の再発防止はそんなに簡単なものじゃないはず。区民を預かる大切な区役所。真摯に反省・見直しの上、個人に依存しない再発防止を図ってもらいたいものです。それにしても、講演を予定されていた2016年リオデジャネイロパラリンピック車いすテニス出場の二條実穂選手には、大変迷惑な話でしたね。。